世界花の加護を……その力に覚醒した女性は強力な力を得る。
花にちなんだその力……世界花の加護を受けた騎士、花騎士。
だが花騎士は真の力を発揮するには……もう一つ大事なファクターがあった。
愛する人、異性との恋愛という……スプリングガーデンでは非常に得難い経験をしなければならない。

「団長さんっ、お仕事も大事だけどそろそろお休みしないとマズイんじゃないかな?」

ここに一人、その得難い経験をし見事に花騎士として次のステージに進んだ女が居る。
鮮やかな赤の髪色に少々あどけない顔立ち……そしてその顔とは真逆に……
母性とはコレこの乳だと言わんばかりのドでかい胸を抱えている……
その名はゼラニウム、友情の花言葉がある花騎士だ。
団長である騎士と結ばれ夫婦となった今押しも押されもせぬ最強騎士として君臨する。
人々に襲いかかる害虫は片手で一捻りするだけ強く頼もしく……
そして、愛情を受けて元々の美しさに輪をかけて美しくあった。
気さくに団長に話しかける……その表情にもどこか色があった。

「えーまだ仕事があるぅ?ちぇぇ……せっかく水着も用意して水遊びをって思ってたんだけど~……」

ぶーぶーと文句言いたげなゼラニウム。
無理もない話だ、ここ最近のゼラニウムと団長の営みはあまり激しくなくご無沙汰気味。
夫である団長が仕事にかまけ気味、やきもきするのは無理もない。
誘っても仕事が立て込んでいると申し訳無さそうに断られてしまう。
申し訳無さそうというのが怒るに怒れず……その仕事も配下……ゼラニウム含む騎士団の面々の為の仕事だ。

「……え、私にもお仕事?この祠に行ってきてって?」

ゼラニウムにも仕事が割り振られる……どうやら世界花の加護を受けれる祠に行ってきて欲しいとの事。
最近発見された物らしく報告に上がってきて一部の花騎士がすでに加護を受けているという。
授かる他にない、より盤石な物にするべく……というのが団長の言い分。

「帰ってきた後にしっかり私との時間を作ってくれる?本当?じゃあ……約束だよ♪」

軽い散歩程度に思ってくれて良い、気分転換できるだろう。
その後には仕事も一段落付く予定で団長も待ちに待ったゼラニウムとの時間が作れる。
問いかけてくる不安そうな顔に力強く首肯していた。
ならば……とゼラニウムもその任を正式に拝命し、件の祠へと向かう。
世界花の茎の一部と思われる……蔦によって形成された……祠へ。





団長さんはああ言ってたけど……本当に私との時間作れるのかなぁ?
作れないっていうのは思ってないけど……此処数週間ずーっと帰ってきたら即寝落ち。
2時間後に目が覚めてご飯とお風呂を済ませてまたすやすや……
私を抱きまくらにするくらいには……意欲はありそうだけど。
お昼にってミルクティーを淹れたら真っ先に私の胸を見てくるし。
そっちの情熱はメラメラあって……本当に時間がないんだなっていうのは分かるよ?
……もう少しくらい仕事を私にも割り振ってくれても良いと思うんだけど。
というか言った、言ったけどコレは団長の仕事だからって言って……
私は団長さん在って幸せなのにー……旦那さんが倒れられたら妻は悲しむんだぞってわかってるのかなぁ。
……分かってると思うけど、本当に無理になる前に私がどうにかしてあげたいけど……なぁ。

心中もやもやしながらやってきた祠……蔦で構成されているけど色んな花が咲き乱れていてキレイ……
花騎士じゃなくても観光に訪れたいって思う人結構居そう……
団長も連れて来れるならまた来たいなぁ……散歩するだけでもすごく楽しいと思うの。
そこまで大きくなく……小さい祠……1人2人入ればもういっぱいって感じ。
クロユリも今度連れて……っとこの祭壇に祈れば良いのかな……
ひざまずいて両手を合わせて祈る……害虫が一刻も早く排除できてスプリングガーデンに平穏が戻ることを……
あと……大好きな団長さんとの時間が作れるように……っていう結構個人的な願いも……

ざわざわと揺れる蔦と花……あ、やば……流石に怒られちゃったかも。
ん、でも……ちゃんと加護は貰ってる……?怒ってはいなさそう。
じゃあなんでこんなにざわめいて……

「え"?」

するするぅっ……むにゅり♥
ぐぐぐっ……ばるんっ♥たゆたゆ♥

蔦がなんとまぁ……私の胸を絞り上げて……胸元を無理矢理に露出させてきた。
え、何こんなの聞いて無いんですけど、旦那様がいる身なんですけど!?
う、うぅ……何されるか分かったものじゃないけど……非常に……イヤーな予感が私の中でうずまき始めていた。
世界花の蔓とは言え……旦那様以外に胸を弄られたくは、ないなぁ……



世界花はいじらしい花騎士の願いに少し考えた。
愛する者を持ちお互いに想いあっていてもぶつけるだけの余裕がない……
ならばぶつける元気を分け与えられるようにしてしまえば良いと。
その手段として目をつけたのが……ゼラニウムのその豊満が過ぎる乳房だった。
時間さえ、仕事という責務がなければ延々と甘え尽くしたいと思われる母性の塊。
母乳だ……母乳という人間からも滴る蜜として己の加護を振り分けるようにしたらもっと絆が深まる。
そしてこの花騎士と夫婦関係にある男もより一層害虫というスプリングガーデンにしつこく蔓延る悪意を取り除く事に尽力してくれる。

「ぅ、うぅぅ……」

同意も無しに強引にしてはいるが……不利益はもたらすつもりはない。
つるりとした蔓がゼラニウムの胸に巻き付きグイグイと先端にむかって巻き上げ引き伸ばす。
内部の乳腺を揉みほぐす……そして先端に狙いを定めていく……
うっすらと色づいたピンクの蕾は乳房の大きさに比べれば控えめなサイズ。
その先端に……蔓はさらに絡みついていく。
快楽は無い、むず痒さと若干の気持ち悪さにゼラニウムの表情は……引き攣り気味。

――――ドクン……♥

「ぅん!?な……に……」

そのうち解放されると思っていたゼラニウムの身体に……乳房に不意に熱が籠もり始める。
鼓動とは別な何かが……力が籠もり始める。
驚きに目を丸くしうっすらと汗を滲ませながら蔓に絞り上げられる胸元を見下ろす……
ぞわぞわと何かこみ上げる感覚にも襲われまさか……と夫と冗談めかしく交わしていた言葉が浮かぶ。
母乳が出ようとしている?

「ふ、は……ぁ♥」

むにゅん♥むにむに♥むにゅぅっ♥むにゅぅぅん♥♥むにゅ♥

蔓はさらに激しく動き搾り上げ始める。
誰も居ない祠の奥で……ゼラニウムという魅惑の花騎士が搾乳されているなぞ……だれも夢にも思うまい。
加護というありがた迷惑な物のお陰でさらに感覚が過敏気味になってしまっていたゼラニウム。
激しくもあまり力のない……優しい搾乳で明確な快感を得るに至っていた。
おかしい……こんなのおかしいと想いつつも……触覚だけではない、内側からも感じる快感にゾワゾワと背筋を震わせていた。
視覚的にも花の蕾のように搾り上げられる乳房の姿は……背徳的な興奮を煽る。

加護で無理矢理に活性化していく乳腺、過剰気味な加護とゼラニウム本人の活力が混ざり合い母乳となって蓄積していく。
その感覚もまた……快感として植え付けられていく。
ずっしりと……2つの乳房が団長専用の甘い甘い果実に変わっていく……

ぎゅぅぅっ♥ぎゅっ♥ぐにゅぅっ♥

「それ、以上は……ぁぁっ……♥♥」

急速に溜まりゆく母乳の感覚に切羽詰まっていくが……それは待たないと蔓は搾り上げて弄り回す。
全体を少しづつ確かめるように擦り揉み込み……そして乳腺を発達させていく。
一回一回の揉み込みで……中に溜め込まれつつあるモノが張り詰め……吹き出ようと先端に集う。
乳房全体が、乳首が……疼く。
搾乳されて、噴乳してしまう……そう覚悟をせざるえなくなった……と身構える……が。

「え、は……?寸止めはっ……酷くないかなぁ?」

噴乳一歩手前、先端からとろ~りと蜜が滲んだ段階で蔓は離れ消えていってしまった。
不本意ながらに最後までしていかない世界花の蔓に……少々憤りを見せていた。

「……団長さんにどう説明したものかなぁ、きっと喜ぶんだろうけど」

はぁ……とため息混じりに乳房をなんとか衣服に収め……愛しの団長が待つ愛の巣へと戻っていくのであった。





この加護……?のせいでただでさえ重くて視線が集まってくる胸が余計に重く張り詰めて大きくなったように思える。
帰ってくると旦那様のお出迎え……と同時に胸のほうに視線が釘付けだった。
もー……本当に好きなんだから♥

「ねぇ団長さん、ちょっと……時間作れるって言ってたし約束したの覚えてるよね?」

折り入って……誰もここに入ってこないけど……
団長さん……ううん、旦那様との夫婦部屋になってる団長の私室。
そこで……団長さんに詰め寄りながら、じりじりとベッドに追い込んでいく。
……搾ってもらいたい、エッチしたい……ずっこんばっこんと凄く乱されたい……!
ムラムラとして……加護を詰め込まれちゃった胸も、ご無沙汰気味だった下のほうもジクジク疼いてる。
その責任ばっかりは……しーっかり取ってもらわないと。

「疲れてる?知らないっ……今日は……私のワガママを聞いてもらうの♥♥」

私は頑張って我慢して団長さんを支えてたんだもの。
今日ばっかりは……私のワガママを聞いてもらうんだから。
そ・れ・に……♥

「ココは元気いっぱいそうだね♥おっぱいにも目が釘付け♥」

団長さんの剣はビンビン、視線は私の顔とおっぱいを行ったり来たり。
すんすん……はぁっ♥団長さんの匂い嗅ぐと興奮してくる♥
大好きな団長さんの……押し倒してしまえば……もう抵抗できないよね♥

「……見てみて、私のだ~いすきな旦那さま♥……おっぱい、出るようになっちゃった♥」

押し倒してから……もう待ちきれない、おっぱいを放り出してスカートの奥。
団長さん好みな何時でも脱がせられるようなリボン留めのショーツも脱ぐ。
うわ、ぐっしょり……興奮してるけどここまで濡れ濡れになっちゃってたなんて……♥

「ふふふっ……ますます好みになっちゃった?嬉しい♥」

よ~しよし……じゃあ、この母乳もちゅっちゅとあげながら……
私も旦那様のをいっぱいいただくんだから♥




こうして始まった夫婦の営みははじめから激しくあった。
ギシギシとベッドは軋み……うっすらとした照明の下浮かぶシルエットは……何度も何度も腰を打ち付けている……
否、突き上げられていた。一つの塊になったかのように2人は絡み合い求めあっていた。
ゼラニウムの胸には団長の顔が……腰には腕が……豊満な乳に違わず尻も豊満そのもの。
大きな掌でがっしりと掴まれて尚余りある……そんな尻肉を掴みながら……団長は突き上げ続けていた。

どっちゅ♥どちゅん♥ごりごりゅ♥♥
ちゅっぷ♥ちゅぅっ♥ごくんっ♥♥

「あぁぁあっっ♥そんなに、興奮しちゃって……ぇぅんっ♥♥もぉっ♥スケベ♥」

音を立て母乳を吸い取り飲み干していく団長はみるみる内に興奮し明らかに身体の調子も良くなって行っていた。
ペニスは非常に膨らみ固く反り返り……ゼラニウムの膣の天井を刳り引掻き……奥をコツコツノックしていく。
感度の敏感化はいくらか収まりを見せるも愛し合う相手からの快楽には非常に弱く……
甘ったるい喘ぎを隠しもせず……必死に吸う頭を抱きかかえ……激しく求められる充足感というものに酔いしれる。
女としての本能的な悦び……身体も心も満たされていく幸せにトロトロと蕩けていく。

「母乳も出ちゃうし……本当に、子供……作っちゃう?うわ、おっきくなった……♥私をママにしてくれるのかなぁ?」

一度勢いが出始めればもう止まる事はない……お互いどちらかがギブアップするまで……この求め愛は続く。
夜の帳が降り、次の朝日が登るまで……延々と……
団長に似た子を宿すまで……

作品キャプション

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