目覚め

ふわふわとした寝心地……覚醒していく意識で明確に伝わるのはそんな感触。
……自分は確か重桜寮の縁側で日向ぼっこしながら茶を啜っていたはず。
ウトウトして寝ていたか……となれば誰かが布団に運んでくれたのだろうか?
起きてそいつにお礼を言わなければならないな……
寝ぼけ眼を擦りながら身体を起こしてみて……障害物にぶつかって跳ね返される。

むにょん

凄く重いけれども柔らかいその障害物に違和感を憶えてよく目を開けて……顔が強ばる。
視界いっぱいに広がるのは涼しげな色合いの着物柄。
布団の中では無かったのか?と困惑するが身体はたしかに布団がかけられている。
ふわふわの尻尾も布団の中に潜っていて寝心地は最高に近い……毛色や着物柄で判断するに信濃か?
信濃以外に居ないな、このボリューム感たっぷりの胸と尻尾は。
加賀はもすこし機敏に動けるボリュームだ、小さいとは言えないがこの暴力的な胸には敵わん。
……布団の上に座って膝枕をしていたのか……どういう風の吹き回しなんだ?

「指揮官……お目覚めになられたか……」

上からかけられる声はどこか眠たげな信濃のそれ。
起きて礼を言おうとも思うが……それと同時にこの天国に近い場所から動きたくないという欲が。
胸という壁の頭頂からぴょこっと耳が見える。
こちらを見下ろしているんだろう、ちょっと胸が近くなって鼻先に触れそうだ。

「……ふふ、鼻息がくすぐったい」

思いの外興奮していたらしく鼻息が荒くなっていたらしい。
はて?信濃の着物はそんなにも薄かっただろうか?
覚えている限りでは何重にもなっていて早々鼻息が感じられる様な物では……

「そのまま寝て居るが善し……指揮官は常日頃お勤めを頑張っている、今日は指揮官に休んでいただきたい……重桜の皆が願う事」

少し身体に力を入れるとやんわりと信濃の手がそれを止める。
そして手はそのまま頭に滑り……頭を撫でつけてくる。
思えば確かに仕事漬けで今日はベルファストによって執務室を締め出された結果だった。
なるほど、母港の全員がグルになってこうしていると……
仕事を取り上げられてまで休めと言われちゃしょうがないな。

「それに……ここ最近、妾ともご無沙汰とは思わぬか?」

信濃という女はどこか悲観的な所があったが自分の母港で過ごすにつれて明るくなっていったと思う。
打ち解けた後は呑気に昼寝をしてはお付きの艦……熊野とかに運ばれてるのをよく見る。
ラフィーや綾波、ロングアイランドなどから構成されるお昼寝部の部員に数えられるほどだ。
ほわほわとした感じだがその実可愛らしく庇護欲を湧かせ……そのグラマラスなボディで悩殺してくる。
自分が唯一にして指輪を渡し求婚して盛大に式をあげるに至った相手だ。
当然ながら夜の営みというのもしているのだが……ココ最近は全く相手出来ていなかった。
それが余程堪えているのだろう、信濃の声には悲哀と……情欲の艶というものが伺えた。
この色というのは一度見た、一度お預けでひたすら乳揉みだけで嬲った後の事だ。
押し倒された後空が白むまでひたすら搾られた記憶が……

「……流石にあの時のようには盛るつもりは無い、今日はしっかりとご奉仕する」

今日はというのに引っかかりを感じるが……眼の前でぷるりと弾みながら飛び出た胸に自分の愚息というのは臨戦態勢になった。
ズボンの下でバキバキになってしまい少々痛いし我が事ながら恥ずかしい限り。
ケッコンという形で想いを伝えあって専属艦とその夫という間柄にはなったが……
この庇護欲を誘う信濃に欲情するのは自分としては許せないというか……
夜に然るべきステップを踏んで……というか、ただ欲望に身を任せてドロドロに蕩けあうのは後戻りが出来かねるというか。
色々と考えてしまって戦争が脳内で勃発してしまう。

「汝が妾を大事にしているのは重々承知の事……だが、それは時として妾を傷つける事を良く知るべき
妻は大事に大事に蝶よ花よと愛でるだけでは満足させられぬ……女として、己が伴侶を満足させられぬもどかしさに身を焦がす事を……
よく識るべき……伴侶の温もりを、本心を……求めてしまう……だから」

遠慮なくその欲望を吐き出して欲しい

ささやくその言葉に身を震わせ魂が震え……自制という物が一つ壊れた。
震える声で絞り出した願いは……

乳奉仕

乳シェード付き膝枕という天国が終わったが今度は自分の欲望が叶う……
こちらの欲を二つ返事で了承した妻はいそいそと股座に近づいていた。
ズボンの中で熱り立っていた愚息は取り出され怒髪天を衝く勢いで真上を向いていて。
対する信濃は大胆な着こなしの着物の胸元を解放していた。
内側に何層かある筈の物がない……

「……汝に何時揉みしだかれても良いように、妾の興奮も分かりやすいようにと」

なんたる甲斐甲斐しさ……感動に打ち震える思いだ。
愚息が非常に非常に固く跳ねてしまう……

「して……ぱいずり、乳淫をご所望で違いないか……ん、左様か」

思わずと首を縦に振ると信濃の目元が緩み口角も上がって……嬉しそうだ。
この手のことはまるで知らないと思っていたが……存外知っているようだ。
薄着な所もあるし……雰囲気に惑わされているだけで信濃はかなり……エッチな様子。

「よく……見ていて……今から汝の分身がこの乳房の谷に呑まれる所を」

解放された乳房はとてもとても……豊満、その言葉すら陳腐に思えるほどだ。
大きく、美しく……見るからに柔らかくどこまでも包み込んでくれる母性の現れ。
うっすらと汗が浮かび仄かに赤みが差しているのは信濃の興奮の現れか……
何か……少し迷うように目を揺らめかせた後に……意を決したのか、とろぉーりと口元から唾液を谷間に垂らした……
これは、スゴイな……清らかと言って良い素肌に淫靡さが際立つテカりが加わる。
ぬちょぬちょと音もでて……素晴らしい……興奮する。

ふにゅ……にゅぷ……

「あぁ、乳房の中で……跳ねて……♥」

眼の前で根本まで呑まれていく……これが、夢にまでみた……!




「はっ……はっ……」

たぽん、たぽん……ずりゅっずりゅっ……

眼下に映る光景は絶景だ、これ以上無い美女が豊満がすぎる胸で自分の愚息を包み挟み摩り上げている。
その嫋やかな手では掴み切ることは絶対に無理、男である自分の掌ですら掴み切るのは到底無理な乳房。
摩り上げ手を離されて重力に従って落ちる際の衝撃は強く……股座を中心に伝わる吸い付くような柔らかさ、汗と唾液で滑らかな肌触り。
どこまでも包むようでしっかりと圧を感じさせる弾力……暴力的なまでの質量で視覚的にも埋め尽くすそのボリューム。
一個一個が極上でそれを自分のためだけに使ってくれている事に感動を隠しきれない。
いつもは眠たげな信濃の眼はとても真剣でその意欲の高さというのにも感動を覚える。
包まれている愚息も大満足で過去最大級に固く大きく反り返っているのを感じる。

「どうだろう……満足、してもらえているだろうか……?」

自分の様子を不安気に見上げてくる信濃はそれはもう可憐、健気。
興奮しているのだろうかほんのりと赤くなった頬、潤んで輝きを増している瞳……ぴょこぴょこと忙しなく動く耳と尻尾。
癒される……アニマルセラピーにも似た安らぎと興奮……相反すると思われるこれらが一緒に襲ってくる。
これを満足といわずして何と言う、大いに頷いて見ると目に見えて表情が明るくなる。

「そうか……覚えた甲斐があった♪」

にこりと微笑むと今度は乳房の動かし方を変えて左右互い違いに摩りあげてくる。
右へ左へ……柔らかでありながら重厚な乳圧で摩りあげられるのは大変心地よい。
この胸に自分の欲望を吐き出してしまいたい、あわよくばこの信濃を……自分の妻にぶっかけてしまいたい。
そんな欲望に駆られてしまう……可憐な物ほど穢したくなる!

「乳房の中で随分とびくびくとさせて……余程心地よいか?」

果ててしまわない様に、早漏と呆れられないようにと歯を食いしばり我慢しながら首を縦に振る。
信濃の表情はなんとも嬉しそうに蕩ける……ぎゅっと圧をかけられる。
ほっそりとした手が爆乳を思い切り押し込んで卑猥に形を変えながら追い打ちを掛けてくる。

「果ててしまっても構わぬ事……妾は汝という個を好いている……存分に欲望を吐いてほしい♥」

我慢しなくても良いと言われれば……堰を切ったように自分の……自制し続けて溜まりに溜まった精液が信濃の乳房に吐き出される。

ぶぴゅっ……ぶぶっぶぴっ……

清楚な信濃の魅惑溢れる乳房の中から卑猥な粘着質な音と谷間から少し黄色く変色した精が溢れてくる。
あぁ、自分が出した……精液……本当に信濃をこうして汚した……
昼間から欲望に身を任せて……背徳的な興奮に背筋が震える。征服感に酔う。

「ん……む……はぁ、汝の味……♥」

谷間に顔を突っ込んで舐めあげて……こちらに見せつけるように精を飲み込む信濃……
恍惚の微笑みを浮かべて……これまたこちらの欲を煽る……

「ふふ、まだまだ……ご奉仕させて頂く……次は何を望む?」

望むことなど決まっている。

種付け

ぱちゅん、パンパンッ……どちゅっ、どちゅっ……
信濃と指揮官の睦事の為に使われている和室には情愛をぶつけ合う音が響いていた。

「ぅ"あ"っ♥かような、よくをっ♥♥んはぁぁぁっ♥♥」

指揮官に命じられマングリ返しで布団に寝転がった信濃はそのまま指揮官に覆い被さられていた。
すっかり種付けプレスの体勢で指揮官の目は日常の優しく指揮する者の顔はなくなっていた。
ただ己の性欲を欲望を、愛する者を自分で汚したいという雄の欲求で腰を動かしていた。
大きく力強く杭打ちされる度に信濃は大いに喘いで布団のシーツを握り込む。
快楽に流されてしまって獣に堕ちてしまえば指揮官の欲をしっかりと受け止めきれない。
そうなっては夜を迎え次の日の朝を迎えても交わり続けてしまいかねない。
今日の契はそうではない……懸命にメスの本能に抗い続けていた。
指揮官が情事においても抱え続けていた欲というのをぶつけられその強さに圧倒されつつも……堪えていた。

「なに上品ぶってんだ、みっともなく喘いでみろ!オラッ、孕めっ……!!」
「はひぃっ♥♥ようしゃは……ないのだな♥♥あふぅっ♥あっ♥あ"あ"あ"ぉ"ぉ"ぉ"♥♥」

指揮官も信濃の上品の裏に隠れている獣欲の強さは重々承知している。
襲われて身を持って知っている、だからこそ恥も外聞も捨ててありのままに喘いでみろと言う。
種付けプレスをしながらも自分が入念に開発を進めた信濃の爆乳をあとが残らない程度に平手打ちをしてさらに揉み込んでいく。
自分の精液と信濃自身の汗と唾液で濡れているそこは大いに揺れて視覚的に興奮を煽る。
掌が沈み卑猥に撓んで潰れながらも指揮官の腕の動きにしっかりと追従して……谷間の汚れが泡立ってぐちゅぐちゅとハーモニーを奏でる。
そこに信濃のタガが外れた獣のような汚い喘ぎが重なり……指揮官をさらに興奮させる。
指揮官の2発目になる射精は案外すぐさま行われ……信濃の奥深くに指揮官の子種が装填されていく。

「ぉっおっ♥♥お"ーっ♥」
「ふぅぅぅっ……まだまだイケルな?」

トクトクと子宮に満ちる程注がれていく子種にメスとして至上の喜びに震える信濃。
みっともないアクメ顔をさらして尻尾はピンとそれぞれ立っていて、耳はぺたんと倒れていた。
愛する男に征服され精神的にも肉体的にも絶頂を迎えていた。
深く指揮官は息を吐いて……まだまだ収まらない性欲に突き動かされる。
信濃の耳元で囁き……返事を聞く前からさらに身体を動かしていく……奉仕?そんなもの要らん。
最大の奉仕は自分の欲に付き合うことだと言わんばかりに。

「何休んでんだ、ご奉仕するんだろうが!」
「はひぃっ♥♥あぉ"ぉ"っっっ♥♥♥」

パシィィィンッと乳房に平手打ちが炸裂し信濃を気付けさせてさらに第二ラウンドへとコマは進む。
鬼畜と化した指揮官が止まるまで……信濃は天国のようで地獄な快楽の渦に飲まれていった……
日頃から抜かねば……こうもなる、内に獣を宿していたのは信濃もだが……指揮官もそうであった。

作品キャプション

日向ぼっこにやってきた指揮官。
仕事詰めで密かに疲労が溜まっていた模様……
目が醒めるとなにやらおかしい……そこにあったのは……

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