始まりの淫紋奴隷リメイク こうして人類最後のマスターと淫魔王の淫靡な物語は始まった(被害者 藤丸立香 短編)

 淫魔王。
 彼の者の存在は世界に詳しいものの中では有名な存在だ。
 しかし、その異名は知られていても、彼がどんな存在か、また本当に存在しているかどうかすら分かっていない。
 そんな淫魔王を語るものは多い。
 彼はただの少年のようは見かけをしている者もいれば、彼が触手の化け物であるとささやいている者もいる。
 一方で、彼が世界を支配しようとしていると信じる者もいれば、ただの女好きであると言う者もいる。
 彼の真の姿や本当の目的は、誰にも分からず、謎に包まれているのだ。
 その二律背反するものが、彼自身によるものなのか、それとも別の要因によるものなのかは、全く分かっていない。
 これはそんな存在そのものが曖昧な存在である淫魔王がもしも存在していたら。
 そんな物語である。

「問おう。きみが俺のマスターかい? なんてね。サーヴァント、アクラ。お呼び出しに応じましたよっと」

「アクラ……聞いたことがない名前だね」

「先輩、大丈夫ですか?」

「うーん……まぁ良いよ。宜しくアクラ!」

「あぁ宜しく……マスター」

 カルデアの召喚システムによって召喚された一人のサーヴァント。
 名をアクラ。
 万能の天才であるダヴィンチも、英霊マニアな一面もあるマシュも知らない英霊。
 しかし藤丸立香は受け入れた。
 召喚に答えてくれたサーヴァントを無碍に扱いたくなかったからだ。
 それが、全ての始まりだった。

 彼はいつだってそこに居て、彼はいつだって何処にも居ない。
 夢であり幻。
 夢であって現実。
 誰が呼んだか、淫魔王。
 彼の名前は淫魔王、アクラ。
 伝説になっていて、伝説になっていない、そんな怪物である。
 
「んっ♥あ♥あぁ♥これっすごっ♥」

 人理最後の砦、カルデア。
 その一室で2つの影が交わっていた。
 一人はこの部屋の主、人類最後のマスター、藤丸立香。
 もう一人は、黒い少年であった。
 黒髪の若干長髪な少年で、顔立ちは整っているものの、やや幼い感じもする。
 年齢は10代前半くらいだろうか。
 肌の色は西洋人に近いが、瞳の色も黒く、魔法使いのような黒いローブを開けさせているために見える肉体は、細身ながらも割りと引き締まって筋肉質であることが伺える。
 身長は男にしては低く、女性としては平均的な立香よりも低い。
 一見するならば、少し変わった服装をした普通の人間にしか見えないだろう。
 だが、彼の正体は人間ではない。
 彼こそが淫魔王アクラ。
 サーヴァントシステムに紛れ込んで侵入した、侵入者である。

「ほら、もっときちんと腰を振ってよマスター」

 侵入者であるはずのアクラが、マスターと呼ぶ相手、それは無論、人類最後のマスターである立香のことだ。
 アクラは名義上はカルデアのサーヴァント。
 正体不明ながらもアサシンのクラスを持ったサーヴァントとして召喚された扱いになっているのだ。
 真実はアクラはカルデアと契約したサーヴァントではなく、むしろ主従関係と言うならば、主人はアクラであった。

「そん、なっ♥私、もう、限界っ♥動けない、よぉ♥♥」

 立香はアクラの上に乗り、その見た目に似合わぬ巨大な一物を入れられ、生まれたままの姿で必死に腰を振らされていた。
 一部のサーヴァント達には劣るが、それでも十分な大きさを持つ巨乳も、人理焼却という人理未踏の危機に立ち向かったとは思えないほど華奢な体つきの体も、本人が若干コンプレックスに感じている産毛すら生えているようには見えない秘所も、全てが露わとなっている。
 そんな状態でも立香は恥ずかしがる気持ちがないわけではなさそうだが、それ以上に快楽に溺れていた。

「ほーら、頑張れ♪頑張れ♪」

「ふあぁ♥だめっ♥おっぱい、触っちゃ、やぁあっ♥ぁひっ♥ぁああぁああ♥」

 アクラが下から手を伸ばし、たぷたぷと揺れる胸を鷲掴みにする。
 そのまま感触を楽しむかのように指を沈ませていくと、簡単に指が沈んでしまう柔らかさと同時に指を押し返して来る弾力を楽しめた。
 未だに少女であり、女に足を踏み入れ始めた立香の年頃だからこその乳房である。

「あはは、凄い顔蕩けちゃってるよ? 相変わらず、マスターはおっぱいがよわよわだねぇ〜」

「ちがっ♥アクラが、いつもいっぱい弄る、からぁ♥ひゃっ♥あっ♥つよっ♥あっ、あああぁ!!♥♥」

 立香の乳房はアクラのお気に入りだった。
 初めて立香がアクラに抱かれた時に絶頂させられたのもこの乳房であり、まだ硬さが残っていた乳肉を約30分近く入念に揉まれ、乳首にすら触ることなく絶頂させられてしまっていた。
 それからも開発され続けた結果、今ではすっかり胸だけでもイけるようになってしまっているほどだ。
 そして今も、その敏感な乳房をそこまで強く揉まれているわけではないのに、立香の瞳はとろんと潤み、口の端からは涎を垂らしてしまっている。

「ふーん……マスターの乳首の方が素直かもね? ほうらビンビン」

「ひぁああっ♥やだっ!♥ そこっだめぇ!♥ ちく、び、よわ、ひぃぃぃぃぃん!?♥♥♥」

 硬く勃起し、コリコリとした感触になった乳首を軽く指で弾かれるだけで立香の力が入らないはずの身体がピンッ!と伸びてしまう。
 その拍子にプルンッ♥と胸が揺れ、余計に淫靡な雰囲気になってしまっていた。

「まぁあんまり虐めても可哀想だから……こっちから突いてあげるよ」

「はひぃっ!♥ あっ♥あっ♥あっ♥あっ♥すご、激し、ひあっひいいんっ!!♥♥♥」

 そういう方面の力ばかり強い淫魔王の突き上げによって、小柄な立香の身体は軽々と浮き上げられ、上下運動させられる。
 まるでオナホールのように扱われるが、それがたまらなく気持ちいい。

「んあぁっ!?♥ おくぅっ、ごりって、んぐぅうっ!♥♥♥」

 これほど淫らに乱れている立香ではあるが、実は彼女が処女を失ったのはほんの一週間前のことである。
 そもそもの出会いが二週間ほど前なのだから、二人の関係が普通ではないことは分かるだろう。
 その理由が立香のお腹の辺りに輝く紋章。
 令呪を反対にしたような、何処か勃起した肉棒を思わせる形の紋章が刻まれていたのだ。
 これこそが淫魔王たるアクラの力の一つ、『淫紋』である。
 この淫紋は刻まれた相手に様々なことをもたらすが、1番は何より刻んだ存在、つまりアクラに逆らえなくすることである。
 一度でも淫紋を刻んでしまえば、あとはアクラの意思一つで自由自在に操ることが出来るのだ。

(ああもう可愛いぁ……大好きだよ立香)

 ただアクラはなるべく自由意志は残すことを好んでいた。
 力で強制するのではなく、あくまでも自分の意思でアクラを求めさせる。
 それこそがアクラにとって最も興奮するものなのだ。
 そして立香は経験のせいか、何と普通の人間でありながら淫紋に完全に支配されることなく、自分の意志をしっかりと保っていた。
 アクラが立香を気に入るのに、これほどの理由は必要なかった。

「んひいいい!♥♥♥ 本気ピストンきたぁぁぁ!♥♥♥ ずごっ♥ずごい!♥♥♥ オマンコごわれちゃううううう!!♥♥♥」

 自らの欲望だけではなく、立香を包む重荷も快楽で一時でも忘れさせてあげよう。
 淫魔ならではの価値観ではあるが、アクラは本気でそう考えていた。
 故に愛液が詰まった子宮袋を、天を穿つように肉棒で突きあげる。
 立香の全てを快楽で塗りつぶすために。

「ンああああぅんんんん!♥♥♥ いくっ♥ああいくぅんっ♥いくっ♥いくぅぅっ!♥♥♥」

「いくらでもイッて良いんだよマスター。いや、立香。俺が全部、きみの全てを愛してあげる」

 上に乗っているのは立香だが、支配権は完全に下から立香の腰を逃さないようしっかり掴み、激しく腰を打ち付けているアクラにある。
 立香は身体を浮き上がらせることも出来ず、快楽も逃がせず、ひたすらにアクラの上でイキ狂うしかなかった。

「いくっ♥いくっ♥なかに♥なかにほしいっ♥アクラぁっ♥おねがっ♥だひてぇええっ♥♥♥」

「ふふっじゃあ射精してあげるけど……仲じゃなくて、もっといやらしい言い方して欲しいな」

「っ!? うひぃん!?♥ しきゅ、しきゅうにほひいのぉぉぉ!!♥♥♥ わたひのあかちゃんのおへや、あくらのせいえきでいっぱいにひれぇえええっ♥♥♥」

 アクラの意地悪な言葉に一瞬だけ立香の表情に羞恥が浮かぶも、下からの突き上げですぐに消え去る。
 そして彼女の中で間違いなく恥ずかしいであろう、いやらしいおねだりを口にした。

「最高だよ、立香。それじゃあご褒美にたっぷり注いであげる……よ!」

「ほおおおおおおおおおおおーーーッッッ!!♥♥♥♥♥ あついのはいっでぇぇぇ!♥ いぎゅ!♥ いぎゅ!♥ いぎゅうううぅううぅうううぅぅぅーーーーーッッッ!!♥♥♥♥♥」

 どプぶゅうっブゅくっドぷブゅくっ♥どくっドくっぶゅううぅぅぅっ♥ブュっぶゅるるっ!!♥♥♥

 ここからの称賛を口にしたアクラは、子宮が潰れてしまうかと思うほど重い突き上げをすると、精の怪物である淫魔の、しかも淫魔王とすら呼ばれるアクラの特濃ザーメンが信じ難い量、射精する。
 その勢いは凄まじく、白目を剥いてしまっていた立香のお腹があっという間に膨らみ、入りきらなかった精液が溢れ出してしまっているほどであった。

「あ……ひっ……♥」

 アクラが手を離したことにより、限界を迎えた立香が仰け反ったまま後ろに向かって倒れていく。
 しかし、それを許さないアクラはそのまま立香の身体を強く抱き寄せた。

「あむっ」

「んんっ♥じゅぶっ♥じゅる♥じゅるる♥♥んぶぅぅ♥♥」

 そのまま唇を奪うと、未だに呆けたままの立香の口内を犯し尽くすかのように蹂躙していく。
 半ば意識か失われている立香はされるがままであり、時折身体を震わせながら舌を絡めてくるだけだった。
 そうして数分に渡って続いた接吻が終わり、ようやく唇が離れる頃には、お互いの口の間に唾液による橋が出来上がっていた。

「ん〜立香とキスしてたら、またシたくなっちゃった。良いよね?」

「えっ……? わ、私、もう腰が抜けて……ひゃあんっ!?♥」

 当然、拒否権などあるわけもなく、今度は押し倒され下になった立香は足を開かされ、再び挿入される。
 部屋から嬉しそうなメスの鳴き声がするまで、それほど時間はかからなかった。
 人類最後のマスター藤丸立香と、規格外の淫魔、淫魔王アクラの物語は、こうして始まったのだ。

作品キャプション

自分の1番お気に入り竿役、アクラが初めに出た作品である始まりの淫紋奴隷をリメイクした作品になります。
ちなみに他の話をリメイクする予定は今の所ありません。
リメイクしても基本はあまり変わらないので、短いですが、それでも宜しければ、どうぞ。

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